内視鏡内科

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内視鏡検査時の抗血栓薬(抗凝固薬,抗血小板薬)について

内視鏡とは

これまで,内視鏡検査時に,抗凝固薬(ワルファリンなど)や抗血小板薬(アスピリンやチエノピリジン誘導体など)を休薬して検査を行っていましたが,2012年7月日本消化器内視鏡学会から新たにガイドラインが出されました。

抗血栓薬の休薬は脳・心などの血管障害発生の危険性が増加するとされています。アスピリンの休薬は心血管障害,脳梗塞が約3倍に増加し,ワルファリンの休薬は100回につき1回の割合で血栓塞栓症が発症するとされています。

通常の内視鏡検査は検査による出血の危険性が少なく,これらの薬を休薬することなく施行可能とされました。

組織生検を行う場合,抗血小板薬のうち1剤のみの内服であれば,生検による出血の危険性が高くならないとされました。ワルファリン内服中の場合,血液検査でPT-INRが治療域であることを確認し,生検を行うことが推奨されています。抗凝固薬や抗血小板薬を複数内服されている場合には病状に応じ慎重に対処するようにとされました。

内視鏡治療時には手技による出血の危険度と内服薬の種類を考慮し,細かにガイドラインが定められています。

当院では新たなガイドラインに準じて検査・治療を行っています。内視鏡検査時には内服されている薬を担当医にお知らせ下さい。内視鏡治療時には,それぞれの病状に対応し,薬を調整しますのでご安心下さい。

抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン:日本消化器内視鏡学会2012年7月)

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