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中原 英樹なかはら ひでき

主任部長

専門

消化器・乳腺・移植外科
肝癌の外科治療

資格・その他

日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器外科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
消化器がん外科治療認定医

肝臓がんの外科治療

当科での2011年から2017年までの肝切除数(再肝切除を含む)は原発性肝がん280例,転移性肝がん172例,その他31例の計483例で,近年その手術数は増加傾向にあります。これら483例のうち合併症のため再手術になった症例は6例(1.24%)で,このうち3例が肝切除に伴う合併症で,3例は食道,膵臓,直腸との同時切除での縫合不全でした。また手術死亡例は1例(0.2%)でした。

原発性肝がんに対する手術適応の詳細は『肝癌診療ガイドライン』などに示されていますが,当科では門脈など血管への腫瘍浸潤・腫瘍塞栓合併などの進行例や,高齢症例に対しても根治を目指し積極的に肝切除を行っています。当科にて80歳以上で肝切除を受けられた患者さんは54名(11.2%)でした。

転移性肝がんに対しても積極的に肝切除を行っています。大腸がんに対する化学療法は飛躍的に進歩しており,肝切除との組み合わせでさらにその成績は向上すると考えられます。同様に胃がんに対する化学療法も進歩しており,まだ切除数は少ないですが,胃がんの肝転移に対しても肝切除の適応を拡大していく方針です。