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竹下 真一郎たけした しんいちろう

部長

専門

脳神経外科
難治性疼痛・頭痛

資格・その他

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本頭痛学会認定頭痛専門医

機能神経外科・痛みの外科

機能神経外科は,脳や脊髄,末梢神経の作用のバランスがくずれておこる症状を手術で改善する領域です。脳の血管が顔面神経や三叉神経に接触して起こる顔面痙攣や三叉神経痛に対する手術がこの領域の代表としてよく知られていますが,最近はその他にも様々な治療が行われています。

当施設では微小血管減圧術など確立された手術に加え,機能神経外科の新たな治療のひとつとして,精密機器を体内に植え込み,脳や脊髄神経に電気刺激や薬物を直接与えて症状を改善する治療も行っています。対象は脳卒中後の手足のしびれや痛み,また自分の意志に反して手足が動いたり突っぱったりする不随意運動や筋肉の異常な緊張(痙縮)などです。脳卒中急性期の治療に留まらず,後遺症に対する治療も提供していきます。また複雑性局所疼痛症候群(CRPS)や帯状疱疹後神経痛など脳卒中以外の原因で起こった神経障害性疼痛や,筋緊張の異常も機能神経外科の対象です。

脳神経の切断手術でこれらの症状の改善を図っていた時代には手術による効果が出なかった場合の治療に行き詰ることがありましたが,当施設での治療の特徴は,試験的に効果を体験してから本格的な機器の植え込みを考えることができる点にあります。植え込み後もMRI検査が可能な機器を用いるなど,術後の制約を可能な限り減らし,なおかつ安全な手術を心がけています。

症状によっては,ボトックスやバクロフェンなどの薬剤で治療を行うこともあります。患者さんの負担を減らし,効果的な治療を目指します。