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徳本 憲昭とくもと のりあき

部長

専門

消化器・乳腺・移植外科
胃癌治療

資格・その他

日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医
消化器がん外科治療認定医

胃がんの外科治療

私はこれまで消化器外科の中でも特に胃・大腸など消化管外科治療に18年間携わってきました。当院では主に胃がんの治療に携わることになりました。

昨今,胃がんに対する治療は大きく進化を遂げております。

早期胃がんに対する外科治療では,根治性を保ったまま,低侵襲・整容性を兼備えた腹腔鏡下手術が行われます。早期胃がんは完治する可能性が高く,長期予後が見込めることから噴門側胃切除術(PG)や幽門保存胃切除術(PPG)などの機能温存手術が選択されることも多くなってきました。ガイドラインに準じ適応を選び,腹腔鏡手術に力を注いております。また胃切除術後障害に対しては,栄養科と連携し,病態に合わせた個別化栄養指導も行っています。

一方化学療法の分野では,S-1/CDDP(SP)療法開発後,Xeloda/CDDP(XP),S-1/オキサリプラチン(SOX),Xeloda/オキサリプラチン(XELOX)療法など抗癌剤治療の開発や,ハーセプチンなど分子標的薬併用療法など大きな進歩を遂げ,以前の胃がん治療とは全く異なってきました。特に肝転移などを伴った切除不能進行胃がん(StageIV 胃がん)に対する治療戦略は激変しております。化学療法の進歩により,症例によっては外科治療を加えることで胃がん根治を目指すことが可能となりました。腫瘍内科・放射線科・内科と合同カンファレンスを行い,外科治療介入のタイミングを計り,積極的に集学的治療を行っております。

術後,外来でのフォローアップは地域開業医との連携パスを通じ,きめ細かな対応を行い,再発の早期発見,症例毎の症状改善に務めています。

安全に確実に病巣を取り除くことが病気の治癒を導くと信じ,これからも患者・患者家族の笑顔を求め,がん治療に邁進したいと考えております。