乳がん

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外科療法・内分泌療法

当院での乳がんの手術件数は10 年間で徐々に増加しており,2016年1月~2016年12月までの乳がん手術数は141例でした。そのうち主に早期がんに対して行う内視鏡手術が46例(33%)であり,センチネルリンパ節生検も107例(76%)に行っています。

一方,進行がんに対しては,術前薬物療法が18例に行われ,術前薬物療法により温存術が可能になった例も含めて,77例(55%)に乳房温存術を行うことができました。また,乳房全摘術が必要な場合でも,形成外科常勤医が2名いることにより,患者さんの希望に応じた乳房再建方法を選択し,再建術を行うことができています。

手術前の説明のパンフレット(一部)[PDF:683KB]


図4 2012年~当院 乳腺手術症例


図5 2012年~当院 原発性乳腺手術症例


図6 Stage別5年生存率

内視鏡手術

手術の方法は患者さんと納得いくまで話し合い,できるだけ傷を小さく目立たないように手術をすることを心がけています。そのために内視鏡補助下手術を積極的に行い,ほとんどの乳房部分切除術(温存術)は乳輪縁からの切開か,腋からの切開で行っているため術後も傷が目立たないよう配慮しています。


図7 乳房温存術(がんを中心に円筒状に切除します)(左図)
点線で囲まれた腫瘍を乳輪と腋の2か所の傷から手術します(右図)


図8 内視鏡補助下手術のための機器

センチネルリンパ節生検

乳がんが大きくなってくると,がん細胞はリンパ液の流れに乗って拡がって行きます。これをリンパ節転移といます。そして一番にたどりつくリンパ節をセンチネルリンパ節といいます。手術前に乳輪周囲に放射性同位元素や青い色素を注射することにより,図9のようにセンチネルリンパ節が見つかります。このリンパ節を手術中に摘出し,病理検査をおこない,転移が無かった場合,その下流にある腋窩リンパ節郭清を省略することができます。郭清を省略することにより手術後のリンパ浮腫の危険を減らすことができます。内視鏡補助下手術と組み合わせると,傷の小さなバランスの保たれた乳房を残すことが可能です。


図9 乳がんリンパ節転移の過程

センチネルリンパ節に99mTcが集積している画像

入院期間

通常の乳房部分術(部分切除術)であれば,手術前日に入院し,手術翌日から食事を開始し術後3日から5日で退院となります。腋窩リンパ節郭清を行った場合や乳房切除術(乳房をすべて切除する術式)であれば,術後5日から1週間程度で退院となります。

乳房部分切除術の場合

乳房切除術(全摘術)・腋窩リンパ節郭清を行った場合

乳がんの手術入院のスケジュール(再建術の場合は経過が異なります)

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休診日
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(12月29日から1月3日)
面会時間
11時~13時まで(平日)
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