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歯科・口腔外科

診療科・部門の紹介
スタッフ紹介 科の特色

スタッフ紹介

【氏名】
桐山 健
【役職】
主任部長
【資格・その他】
日本口腔外科学会指導医・専門医
臨床研修指導歯科医
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【氏名】
延原 浩
【役職】
部長
【資格・その他】
日本補綴歯科学会指導医・専門医
日本顎咬合学会指導医
(かみあわせ指導医)
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氏名 役職 資格・その他
川住 薫子 医員  
 
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科の特色

 口腔外科と補綴科の専門医により,幅広い領域において高度医療を提供します。口腔外科では,口腔がん,顎顔面外傷,口唇・口蓋裂をメインに診療を行っています。救命救急センターにおける重度顔面外傷の症例数は中四国でトップです。放射線診断科・治療科との協力により口腔がんに対する超選択的動注化学療法を実施し,高い抗腫瘍効果を上げています。また形成外科とのチーム医療で口腔癌切除後のさまざまな遊離組織再建治療も可能です。口唇・口蓋裂の総合的治療に取り組み,審美的,機能的に良好な成果を上げています。全身疾患を有する患者さんの歯科治療にも積極的に取り組んでいます。
 顎関節症や義歯難症例の補綴治療では定評があります。さらに,睡眠時無呼吸症候群に対するスリープスプリントによる治療や,口腔ケアと摂食嚥下障害のリハビリテーションにも力を注いでいます。

【診療内容】
(1)患者数
 当科の月間外来患者約1,200人,入院患者は年間で約130人です。

(2)重度顔面外傷治療
 口腔外科では,救命救急医療に積極的に参画し,多発(重度)外傷における顔面外傷治療のメインメンバーとして24時間の待機体制で協力しています。顎顔面骨折症例は年間50余例です。当科では中顔面(頬骨,上顎骨,眼窩,鼻骨)の骨折症例が非常に多いのが特徴的で,症例に応じて手術アプローチを工夫し低侵襲な手術を行っています。

(3)口腔がん治療
 年間15数件の口腔がん手術を行っています。一般的な放射線・化学・手術の3者併用療法に加えて,副作用の軽減と高い抗腫瘍効果を目的に超選択的動注化学療法を導入しています。主として,舌がん,上顎がんに対して,放射線治療と超選択的動注化学療法並びに手術療法を併用し高い治療成績を挙げています。また形成外科とのチーム医療で遊離組織再建術を施行し,口腔がん切除後の審美的・機能的に優れた再建術に取り組んでいます。

(4)口唇・口蓋裂治療
 出生時から青年期に至るまで,成長に応じた諸問題に総合的に対応していく一貫治療を行っています。また,新生児科,小児科,耳鼻咽喉科,小児感覚器科,矯正歯科,小児歯科と協力してチーム医療を行い,患児の健やかな成長を目指しています。出生時から哺乳指導やホッツ床による顎誘導を行い,口唇裂は生後3〜6か月,口蓋裂は1歳から1歳6か月に手術を施行しています。さらに成長に従って外鼻修正術,顎裂部への骨移植術,顎変形症手術などを行っています。詳細はこちらをご覧下さい。

(5)顎変形症(受け口,出っ歯など)治療
 矯正歯科医の協力により,審美的・機能的な要求を充足しうる手術(上顎骨切り術,下顎枝矢状分割術,オトガイ形成術など)を行っており,術中出血に対しては事前に採取した自己血輸血を利用しています。

(6) 顎関節症治療
 年間約150人の顎関節症治療に当たっています。顎関節症の治療では独自のスプリント療法と咬合治療により高い治療成績を上げています。

(7)補綴治療等
 補綴治療においては,特に個々の患者さんに最適な方法での口腔の健康が回復・維持できるように心がけています。呼吸器内科・リウマチ科,耳鼻咽喉科・頭頚部外科からの紹介により睡眠時無呼吸症候群に対するスリープスプリント治療を行っており,下顎の保持力が強い改良型スプリントを用いて無呼吸の改善が認められています。
 また,脳血管障害や誤嚥性肺炎など急性期からの口腔ケアと摂食嚥下リハビリテーションにも力を注いでおり,全身的合併症の減少や早期の経口摂取の獲得などの効果を上げています。

(8)周術期口腔管理
 頭頸部がん,消化器がん,呼吸器がんで手術を受けられる患者さんをはじめ,全身麻酔下の手術を受けられる患者さん,あるいは抗がん剤治療や放射線治療を受けられる患者さんの周術期口腔管理に取り組み,合併症や副作用の軽減に努めています。また,NSTのなかで摂食・嚥下チームの一員として嚥下機能評価,間接・直接訓練などを行っています。

(9)その他
 全身疾患を有する患者さんの歯科治療では,かかりつけ医との連携をとりながら,全身状態をよく把握して治療に当たっています。

※外来担当医表はこちらです。

【診療実績】

  • ●外来手術は年間約450件,年間の入院手術件数は140件で,5年間の平均では入院手術の疾患別内訳は,顎顔面骨骨折42%,口腔がん14%,口唇裂・口蓋裂13%,良性腫瘍・嚢胞11%,顎変形症8%,その他(骨髄炎など)12%でした。
  • ●口腔がん全症例の3年生存率は90%,5年生存率は85%で,他の口腔外科施設に比較して高い生存率を得ています。超選択的動注化学療法+放射線療法を施行した症例ではがん細胞の消失例も認めており,奏効率は100%です。
  • ●口唇裂症例では審美的・機能的に患者さん家族が充分に満足される結果を得ています。
  • ●口蓋列の症例では約90%が正常言語を獲得しています。
  • ●顎関節症ではスプリント治療により奏効率約90%の治療成績を挙げています。
  • ●周術期及びがん患者さんの口腔ケア症例は年間延べ6,000件に達しています。

【教育・研修活動】

  • ●当院は,日本口腔外科学会および日本補綴歯科学会の認定研修機関に指定されています。
  • ●日本口腔外科学会,日本臨床救急医学会,日本口蓋裂学会,日本口腔顎顔面外傷学会,日本補綴歯科学会,日本顎咬合学会等,多くの学会・研究会に論文・演題を発表し,医学研究活動を積極的に行っています。
  • ●当院は歯科医師臨床研修の単独型研修指定病院です。初期研修1年と後期研修1年の2年間の研修で口腔外科・一般歯科並びに全身管理を習得し,総合的な歯科医師を
  • 育成しています。
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