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| 科の特色 |
| 口腔外科と補綴科の専門医により,幅広い領域において高度医療を提供します。口腔外科では,口腔がん,顎顔面外傷,口唇・口蓋裂をメインに診療を行っています。救命救急センターにおける重度顔面外傷の症例数は中四国でトップです。放射線診断・放射線治療科との協力により口腔がんに対する超選択的動注化学療法を実施し,高い抗腫瘍効果を上げています。口唇・口蓋裂の総合的治療に取り組み,審美的,機能的に良好な成果を上げています。全身疾患を有する患者様の歯科治療にも積極的に取り組んでいます。 顎関節症や義歯難症例の補綴治療では定評があります。さらに,睡眠時無呼吸症候群に対するスリープスプリントによる治療や,口腔ケアと摂食嚥下障害のリハビリテーションにも力を注いでいます。 |
| 【診療内容】 (1)患者数 当科は,月間外来患者約970人,年間入院患者約90人の診療に当たっています。 (2)重度顔面外傷治療 口腔外科では,救命救急医療に積極的に参画し,多発(重度)外傷における顔面外傷治療のメインメンバーとして24時間の待機体制で協力しています。 (3)口腔がん治療 口腔がんでは副作用の軽減とより高い抗腫瘍効果を目的として,超選択的動注化学療法を導入しています。主として舌がん,上顎がんに対して施行し,放射線療法と手術療法の3者併用により治療成績の向上を目指しています。 (4)顎変形症治療 顎変形症(受け口,出っ歯など)では,矯正歯科医の協力により,患者様の審美的・機能的な要求を充足しうる手術を行っており,術中出血に対しては事前に採取した自己血輸血を利用しています。 (5)口唇・口蓋裂治療 口唇・口蓋裂の治療では出生時からホッツ床装着による哺乳の改善と顎発育の誘導を開始し,口唇裂形成術は生後3〜6ヶ月時に片側裂はMillard変法で,両側裂はMulliken変法で形成を行っています。口蓋裂は1歳〜1歳6ヶ月に口蓋裂形成術を主として上顎の発達への障害が少ないFurlow法で行っています。さらに成長発育にしたがって,外鼻修正術,顎裂部への骨移植術,顎変形症手術等を施行しています。 その他あらゆる口腔外科疾患に対応できるように研鑽しています。 (6)顎関節症治療 年間約150人の顎関節症治療に当たっています。顎関節症の治療では独自のスプリント療法と咬合治療により高い治療成績を上げています。 (7)補綴治療等 補綴治療においては,特に個々の患者様に最適な方法で口腔の健康が回復・維持できるように心がけています。呼吸器内科・リウマチ科,耳鼻咽喉科・頭頚部外科からの紹介により睡眠時無呼吸症候群に対するスリープスプリント治療を行っており,下顎の保持力が強い改良型スプリントを用いて無呼吸の改善が認められています。 また最近は,脳神経外科と協力して急性期からの口腔ケアと摂食嚥下リハビリテーションにも力を注いでおり,全身的合併症の減少や早期の経口摂取の獲得などの効果を上げています。 (8)その他 全身疾患を有する患者様の歯科治療では,かかりつけ医との連携をとりながら,全身状態をよく把握して治療に当たっています。 |
| ※外来担当医表はこちらです。 |
| 【実績】 ●外来手術は年間約400件,入院手術は年間約80件です。20年度の入院手術の疾患別内訳は,外傷(26.8%),口腔がん(14.6%),顎変形症(3.6%),口唇・口蓋裂(14.6%),良性腫瘍・嚢胞(18.3%),その他(22.1%)です。 ●超選択的動注化学療法+放射線療法を施行した症例ではがん細胞の消失例もあります。 ●顎関節症ではスプリント治療により奏効率約90%の治療成績を上げています。 |
| 【教育・研修活動】 ●当院は,日本口腔外科学会および日本補綴歯科学会の認定研修機関に指定されています。 ●日本口腔外科学会,日本臨床救急医学会,日本口蓋裂学会,日本補綴歯科学会,日本顎咬合学会等,多くの学会・研究会に論文・演題を発表し,医学研究活動を積極的に行っています。 |
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