妊娠とわかったらお産をする病院を決めて,妊娠中からその先生に診てもらう,というのがこれまでの日本での一般的な分娩のスタイルでした。

しかし,最近は分娩を扱っていないクリニックや産婦人科医院が増えたため,お産をする病院で健診を受けるためには時間をかけて遠くまで通院しなければいけない,という問題がでてきました。

このような世の中の変化に対応するため,妊娠の異常や合併症などのない妊婦(ローリスク妊婦)さんの場合には,健診は近くの産婦人科で受けて分娩は専門的態勢の整った病院で行う,という新しいスタイルが日本でも取り入れられ広まっています。

これを「セミオープンシステム」と呼びますが,アメリカやヨーロッパでは以前から一般的な健診,分娩のスタイルとして定着しています。

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