救命救急センター(救急科)

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「時間の有効利用」と「優先順位」をうまくマネージメントすることで,助けられる生命があります。

我々救急科は「Turn Back Time」 =「時間を巻き戻す」をキャッチコピーに日々診療しております。実際は,決して巻き戻すことができない時間を,巻き戻したかのように有効利用し,患者さんの救命にあたっています。

当科の特徴は,医師のバックグラウンドにこだわらないところで,診療科の間に壁を作らないことが,モットーです。

救命救急センターブログ  ≪≪救急科の日常を発信しています

施設認定

日本救急医学会 救急科専門医指定施設

日本集中治療医学会 専門医研修施設

日本航空医療学会認定施設

特色・診療内容

①救急診療

救命救急センターは,重症の救急患者に対応できる体制を持つ医療機関として,厚生労働省が認可しており,全国に約260施設,広島県内には7施設が設置されています。

主に救急隊員や他の医療機関において,「生命的危機が差し迫っている」と判断された最重症の急患を24時間対応で受け入れています。

受け入れを円滑に行うため,消防局/救急車との間にホットラインと呼ばれる緊急専用電話を設置し,現場の救急隊員,消防局の119番通信指令室,ドクターヘリスタッフと救命救急センター当直医が,常時オンラインで交信できる体制になっています。

同時に広島市消防局の救急車からは,車内の映像・心電図波形・ビデオ喉頭鏡による気管挿管中の画像等が伝送されてきます。

搬入患者さんの傷病としては,心肺機能停止状態,重症外傷,急性脳血管障害,急性冠症候群,急性呼吸不全,重症急性薬物毒物中毒,敗血症性ショックなどが多くなっています。

また,アナフィラキシーショックや重症熱中症,低体温症は緊急的処置が生死を左右する場合があり重要です。さらに救命救急センターに小児科医が常駐しているため,小児救急・集中治療を得意としております。

②災害医療

広島県の基幹災害拠点病院として,院内の集団災害訓練の実施のほか,関連団体とともに広島県内合同集団災害医療救護訓練を主催しています。

県内の医師・看護師・消防職員・警察官等を対象としたMass Casualty Life Support (MCLS,多数傷病者対応コース)や,その上級編として,化学物質や放射線災害を含む特殊災害対応の習得を目指すMCLS-CBRNEコースの開催・普及に努めています。

厚生労働省が推進している日本DMAT(災害派遣医療チーム)の講習を順次受講し,国家規模での災害対策事業にも参画しています。

平成23(2011)年3月11日の東日本大震災に際しては,8名のDMAT隊員が同日中に出発し被災地仙台に赴き,超急性期の災害医療に携わりました。

平成26(2014)年8月20日に発生した広島土砂災害では,災害拠点病院として災害モードを立ち上げ,DMATチームが広島県庁や広島市安佐北消防署に設置したDMAT本部を統括しました。院内では,予定の手術や外来を一旦休止し,多くの負傷者を受け入れて治療にあたりました。

2016年3月に発生した,山陽自動車道八本松トンネル火災事故には,ドクターヘリのスタッフとして,DMAT隊員として出動し局地災害対応を行いました。

2016年4月に発災した,熊本大分地震にもDMATを派遣し被災地で医療活動を行いました。

広島土砂災害:救命病棟詰所における活動の調整

メイドカフェ火災事案

広島土砂災害:救命病棟詰所における活動の調整

メイドカフェ火災事案

熊本地震本部活動,帰隊報告

③病院前救急医療

平成25(2013)年5月から,広島県はドクターヘリの本格運用を開始しました。医師・看護師が迅速に現場等で初療を行うことによって,これまで救うことのできなかった多くの命を救うことができるようになりました。

広島県方式として,広島ヘリポートにドクターヘリ基地を建設し,広島大学病院と県立広島病院のフライト医師・看護師が基地に常駐して,要請に応じて速やかに出動しています。

年間約350~400件出動し,生命の危機に瀕した患者さんの治療にあたっています。中国5県の間で相互協力の協定を結び,島根県や山口県からの要請にも数多く応えているのが,広島県ドクターヘリの特徴の一つです。

また,件数は多くありませんが,広島市消防局の救急車にピックアップしていただき,医療者が現場に出動することもあります。

④院内急変対応

当院の様な急性期病院には,状態の安定していない患者さんがたくさん入院しておられます。

予想もしなかった急変は,外来・一般病棟・放射線科撮影室,食堂・駐車場・会議室などなど,24時間365日院内のいたるところで発生します。

当院では,院内救急コールのために専用の内線電話番号を設定し,院内の急変事案に対応しております。

専用内線電話にかけると,救命救急センターにある専用電話に入電し,救急科医師,救命救急センター看護師・救急外来看護師がチームを組んで現場に駆けつけ,急変患者さんの初期対応にあたります。

年間100~150例のコールがあり,急変患者さんの早期治療・早期回復を目指して活動しております。

また,救命救急センター看護師を中心とした院内急変対応チームが,一般病棟スタッフを対象とした,急変時のシミュレーション教育も行っております。

⑤メディカルコントロール事業

広島県メディカルコントロール(MC)協議会や広島圏域MC協議会の委員,検証医師を多く擁し,救急隊員の現場活動の事後検証,継続教育,病院実習などに参画しています。

また,病院外心停止や外傷,アナフィラキシー,低血糖,ショック,クラッシュ症候群などの症例の地域規模転帰調査に基づく研究を長年にわたって継続し,地域にフィードバックすると同時に全国に発信しています。

⑥教育・研修活動

BLS(一次救命処置),ACLS(二次救命処置),JPTEC(救急現場外傷処置),JATEC(ERでの外傷初療)などの標準化救急研修プログラムは,防ぎえたはずの死(preventable death)を減らし,救えるはずの命を救う上で極めて有用で,医師臨床研修においても大きな比重が置かれています。当院はこれらのコースのインストラクターを多数擁し,研修医や看護師のみならず,広く職員を対象にした講習会を日常的に実施しています。

また,院内にとどまらずこれらのコースの拠点のひとつとして,地域での普及にも積極的に貢献しています。厚生連広島総合病院のICLSコースや,広島県医師会主催のBLS-AED普及活動にも,インストラクターを派遣しました。

教育対象は,病院内に限らず広島市消防局の救急救命士養成所や,広島県消防学校,救急救命九州研修所にも講師として医師を派遣し,病院前救急医療の教育にも力を入れております。

院内ICLS

化学テロシミュレーション

自衛隊JPTEC

外来診療時間

午前8時30分~午後5時15分

※初診の方はかかりつけ医の
 紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
 午前8時30分~午前11時
休診日
土曜,日曜,祝日,年末年始
(12月29日から1月3日)
面会時間
11時~13時まで(平日)
15時~20時まで(平日)
11時~20時まで(土・日・祝日)

〒734-8530
広島市南区宇品神田一丁目5番54号
TEL(082)254ー1818(代表)

①③⑤番

「県病院前」下車徒歩3分

広電バス 12号

「県病院前」下車徒歩1分

広島バス 31号

「県病院前」下車徒歩1分