褥瘡対策チーム

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褥瘡Q&A

質問をクリックすると回答が表示されます。

Q.褥瘡はどうしてできるのか?(発生機序)
A.同じ部分に外力が加わることでその部分の血流が阻害され,褥瘡はできます。
外力には,皮膚表面にかかる力(持続した圧力:圧迫,摩擦,ずれ)と身体内部へかかる力(圧縮応力,せん断応力,引っ張り応力)があり,特に骨の周囲に強い力が加わりやすくなります。

皮膚表面にかかる力

圧力

ずれ

摩擦

◎ずれや摩擦が生じやすい場面
●ベッドの背上げや仰臥位に姿勢を戻す時
●体位変換や移動時,おむつ交換時
●長時間の車いすや椅子上による姿勢の崩れ

身体内部にかかる力

Q.褥瘡ができやすい人とは?
A.以下の項目に1つでも該当される人は注意が必要です。
  • ●1日のほとんどをベッドや布団,椅子や車いす上で過ごし,自分で姿勢を変えることが難しい人(要注意)
  • ●食事が十分に取れない状態が続いている人
  • ●やせて骨がでている人
  • ●関節が固まり動きが困難な人
  • ●尿や便の失禁がある人
  • ●皮膚が脆くなっている人
    • ・高齢者
    • ・皮膚が薄くなっている
    • ・乾燥している
    • ・むくみがある
    • ・排泄物や汗で皮膚がふやけている
    • ・抗癌剤やステロイド剤などの副作用で免疫力が低くなっている
Q.褥瘡はどこにできやすいか?
A.骨が突出していてマットや布団,車いすなどで圧迫されているところにできやすくなります。

仰臥位で過ごされる人

横向きで過ごされる人

座っている姿勢で過ごされる人


ただし,脂肪の多い方でも長時間皮膚が圧迫されていると褥瘡ができることがあります。
また関節の変形がある方や医療機器(酸素チューブや胃管チューブなど)をつけられている方は,接触しやすい部分に傷ができてしまう可能性があります。
◎おむつ交換や着替え,入浴の時に皮膚が赤くなっていないか観察をしましょう。
※時間がたつと赤みが消える場合は,褥瘡ではありません。赤みが消えない場合は,医師や看護師に相談しましょう。
Q.褥瘡ができないようにするには?(予防)
A.①外力を除去する ②皮膚を清潔にする ③栄養補給の3つが大切です。
  • ①皮膚にかかる外力を除去する
    長時間の同一姿勢にならないように身体の向きや姿勢を変えましょう。
    楽な姿勢を保つためにクッション(なければ枕や布団を代用)などを活用する方法もあります。
    もし,痛みや呼吸困難のため身体の向きが変えられない場合は,医師や看護師に相談しましょう。
  • ※やせている方や身体の向きが自由に変えられない方は『体圧分散マットレス』を活用しましょう。

『体圧分散マットレス』とは,身体の形状に沿って沈みこむマットレスです。
マットレスと身体の接触面積を広くし,身体にかかる圧力を分散できます。
エアやウレタン,ゲルなどの材質があり,継時的にエアセルの内圧が変化するもの(圧切替)や除湿機能が備わったものなど様々な種類があります。
  • ※身体にあった体圧分散マットレスやクッションを選択しないと,関節拘縮や疲労感など身体へ悪影響を及ぼすこともあります。医師や看護師,ケアマネージャーなどと相談し,状態にあったものを選択しましょう。
  • ※円座は接触している部分の皮膚の血流が悪くなるため使用は避けましょう。
  • ②皮膚を清潔にする
    加齢や栄養不足,治療によって皮膚が健康な状態を保てなくなっています。そのため外力などの刺激を受けやすく,皮膚障害が起こりやすくなります。
  • ●入浴やシャワー浴,清拭を行い,皮膚をきれいにしましょう。
    ゴシゴシ洗うのではなく,泡をしっかり立て優しくなでるように洗いましょう。
  • ※ナイロンタオルは摩擦がかかりやすく,乾燥や黒皮症といって,肌が色素沈着を起こす原因となるため使用を控えましょう。
  • ※熱いお湯は皮膚に負担がかかるだけでなく,乾燥の原因となりますので避けましょう。
  • ●保湿を行う
    入浴後は乾燥しやすくなります。加齢とともに皮膚の水分保持機能が低下していますので,必ず保湿剤を塗りましょう。自分で身体を動かせない方は乾燥している部分だけでなく,皮膚が接触する部分や骨が突出している部分に複数回塗布し,皮膚を保護しておきましょう。

保湿剤の塗布の仕方

1FTU(Finger Tip Unit)
人差し指の先から第一関節まで=0.5g

両手手のひらの面積相当

  • ●尿や便などの排泄物は,長時間付いたままにならないようにしましょう。
  • ●排泄物の状態や量を考慮して,皮膚への逆戻りや横漏れを起こさないよう,正しいおむつの種類やサイズを選択しましょう。
  • ●失禁が続く場合は,撥水性のクリームやオイルを塗って排泄物の刺激から皮膚を保護しておきましょう。
  • ③栄養補給
    褥瘡予防・治療にはタンパク質,ビタミン,ミネラルが大切です。
    食事が取れない方は医師や看護師,栄養士に相談しましょう。

外来診療時間

午前8時30分~午後5時15分

※初診の方はかかりつけ医の
 紹介状を持参してください。
※予約の無い方の受付時間
 午前8時30分~午前11時
休診日
土曜,日曜,祝日,年末年始
(12月29日から1月3日)
面会時間
11時~13時まで(平日)
15時~20時まで(平日)
11時~20時まで(土・日・祝日)

〒734-8530
広島市南区宇品神田一丁目5番54号
TEL(082)254ー1818(代表)

①③⑤番

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